30代で転職する上で必要な心構えは「部族の掟にしたがう覚悟」

過去のキャリアを活かしたいと焦ってはダメダメ

30代で転職した人が最初に陥りがちなミスが、自分の経験やスキルを転職先で活かそうと焦るあまりに、転職先の非合理的な慣習を無視したり、いじろうとしてしまうことです。

 

企業にはそれぞれ特有の文化があることは、30代のあなたならば、理解されていることでしょう。
しかし、新卒で入社したときには、まだなにも知らないため受け入れたような非合理的な習慣などは、中途入社した場合にはバカバカしくて、したがう気になれない、ということがよくあります。

 

たとえば、
営業開始の1時間前に着座しなければならないとか、
同僚の間でメアドの交換が禁じられていたりとか、
資料はExcel方眼紙で作成したあとにWordで作り直すとか、
有給を取ったら必ずお菓子を社員全員に翌日配ったり、
とか。

 

こうしたバカバカしい習慣を変えようと思ったり、無視したり、前の会社の優れた方法を取り入れようと思うのは転職者にとって避けがたい誘惑ですが、やめておいたほうが無難です。

 

迎え入れる社員側の気持ちを汲み取る

まず、中途入社組は異物であり、それを元々いた社員が受け入れるまでには時間も葛藤も必要です。
相手にそれだけの苦労をかけている、ということを転職者は自覚してください。

 

他人に苦労をかけている立場の人間は、多少の遠慮をしなければ、迷惑な存在になるでしょう。
苦労をかけられても、たいていは、みなさん大人ですから、あからさまに嫌そうな態度は取りません。

 

しかし、異物に自分たちの習慣を壊そうと行動されると、事情は異なります。
拒絶反応が始まり、それでもやめなければ排除しようとする機運が高まります。

 

異物への反感、排除の欲求へのエネルギーはとても強いです。
それを知らずに行動していると、知らない間にあなたに対する反感が強まり、あなたにとってそこは居心地の悪い空間となるでしょう。
場合によっては、社会人になっても陰湿なイジメに合うことすらあります。

 

意地を張っても無駄なだけ

「そんな奴らと一緒に働くなんてごめんだ」
「くだらない転職先の文化に染まる必要なんてない。オレが変えてやる」
と意固地になる人は、転職に向いていません。

 

どんな会社にも非合理的な文化があります。

 

世界でもっとも先進的だと言われるアップルですら、非合理的な慣習が幾つかあるそうです。
そして、アップルの元社員に言わせれば、社内工作が仕事の6割を占めるそうです。

 

ましてや私達が、転職先の文化を許容して、転職先の人間関係に気を遣うのは当たり前なのです。
集団の掟を尊重しない人間は、どこでもうまくやって行くことはできません

 

中途入社社員の心得とは

では、転職先ではどのような態度を取ればいいでしょうか。

 

まず、自分が下っ端であると覚悟することです。
30代で年を食っていても、20代の社員よりも会社では立場が下である、と覚悟を決めることです。

 

かといって無駄に萎縮することも、へいこらする必要もありません。
しかし、基本的に丁寧な言葉を使い、会社で何かやらなければいけない雑用があれば自分が率先して、皆が嫌うことをやることです。

 

それは便所掃除かもしれませんし、会社に最後まで残ることかもしれません。
下っ端の社員がやっていることは何かを見て、自分がそれをやろうと申し出るくらいの覚悟でいてください。
(もしも「君はそれをやる必要はない」と言われたら、無理にやる必要はありません。かえって自分の格を下げます)

 

そのときの注意点は、あまり表情を変化させないことです。
今のあなたは下っ端ですが、それをヘラヘラ笑いながらやると、下っ端という身分を受け入れているな、と思われて舐められます。

 

あまり表情は変えず淡々と行動することです。

 

文化人類学者としてフィールドワークをしていると思う

最初は目立ってはいけません。
観察をしてください。
社員の人間関係、誰が誰を好きで、誰が無口で、誰が1番リスペクトされているのか、観察してください。

 

この時の意識としては、未開の部族を観察する文化人類学者になったつもりになることです。
転職先に特有の非合理的な習慣は、未開の部族の掟だと考えてみては、いかがでしょうか?

 

文化人類学者は、フィールドワークのために未開部族の生活に溶け込もうと努力をします。
彼らと共に生活し、彼らと同じものを食べ、彼らの非合理的な慣習であっても、異なる論理を持つ文化として受け入れ、同じ行動をしつつ、記録していきます。

 

拒否すべきは拒否する覚悟を持つ

かといって、文化人類学者が未開の部族の習慣全てを受け入れるわけではありません。
例えば、他の部族を襲撃するから加われ、相手を殺せ、といった無理難題を押し付けられても、拒否しなければなりません(本当は文明人ですからね)。

 

似たようなことは転職者にも当てはまります。
たとえば、転職先によっては、ある一人の社員を他の社員全員でイジメている場合などもあります。
最初は理解をしつつも、
「自分はその人のことよく分かりませんから」
と言って、イジメには加わらない、などの行動が必要な場合もあります。

 

いざとなったら辞める覚悟で、きっぱりと断らなければならないこともあります。

 

輪に溶け込んでから、自分の色を出す

ただ、転職先の文化を否定することは、例外中の例外です。
自分の価値観で絶対に許せないようなことには No と言うべきですが、基本的には、受け入れてください。

 

そして、少なくとも半年たって、社員の輪に受け入れられたときには、そのとき初めて自分の色を出してください。

 

私が多くの中途入社社員を見ていて、この半年をうまく乗り切った人は、その後に過去のキャリアを活かして会社の中で重要な地位を占めることが多かったです。

 

長い道のりかもしれません。
しかし、過ぎ去ってみればあっという間でしょう。

 

 

 

 

転職するなら転職エージェントに相談できるところへ

具体的な話として、転職をどのように進めていけば良いのでしょうか。
オススメするのは、転職のプロにまず相談することです。
そのためには、まず転職サイトの中で、転職エージェントを利用できるところに登録したほうがいいでしょう。

 

人材紹介業社の社員で転職希望者を直接担当する社員は「転職エージェント」「キャリアコンサルタント」などと呼ばれます。
(このサイトでは「転職エージェント」という言葉を使います)

 

転職エージェントに相談できるのとできないのとでは大違いです。
自分一人で抱え込むよりも、専門家に相談したほうが良いということは、転職が楽になったのは転職エージェントを利用してからという記事で詳しく解説しています。

 

大手の転職サイトに登録するべし

さて、どこか一つに登録するとすれば、
「大手に登録すること」
をオススメしています。

 

その理由は、
1.大手の方が紹介できる案件を豊富に持っているから。
2.いい加減なところに当たるリスクを避けられるから。
3.中小の素晴らしい転職エージェントとの比較材料になるから。
の3つの理由があるからです。

 

紹介してくれる転職先は、圧倒的に大手の転職エージェントに情報が集まります。
これはどうしようもない格差です。

 

また、小さな転職斡旋業者の中には、非常に悪質なところがときおり混じっていることもあります。
大手の転職エージェントには、そこまで悪質なものはないため、悪質業者と比較することにも使えます。

 

もちろん、大手に比べたデメリットを埋め合わせるために、小さい転職斡旋業のエージェントの方が、熱心に活動してくれるというメリットもあります。

 

転職斡旋業者は、地域差もありますし、転職エージェント一人ひとりの質にも大きく左右されます。
だから、中小企業の転職エージェントのほうが、あなたにあっている可能性も高いのです。

 

ただ、その良さを確認するためにも、まずはスタンダードなところに登録することがベスト。

 

転職エージェントが良かったDODA

そして、大手の中でどこか一つを選べ、と言われたとしたら、私は間違いなくDODAを選びます。
転職はDODA

 

たまたま担当の方が言い方だっただけかもしれませんが。

 

私がお世話になったのは、インテリジェンス時代からいらっしゃる古株の転職エージェント。
大変大柄で、一見、迫力のある強面の人物。

 

ところが情のある方で、私の輝かしくない経歴に無駄な時間を使わず、むしろ私がキャリアアップをする上での考え方について興味を持っていただき、最初の面接では一時間近く私の話を聞くことに時間を費やしてくれました。

 

たまたまその日が暇だったのかもしれませんが、
「これまでのキャリアではなく、あなたがこれからどう生きていきたいのか、が重要なんですよ」
とおっしゃっていただいたのが、とても印象に残っています。

 

その方のアドバイスのお陰で、私はいい転職ができました。

 

また、彼から紹介していただいたDODAの求人に関しても、待遇の良いものが多い、という印象を受けました。

 

履歴書の書き方なども丁寧に教えていただきましたし、転職活動中の力の抜き方などもアドバイスしてもらえました。

 

DODAの運営母体は「パーソルキャリア」

ちなみに「DODA」は、もともと「an」を発行していた学生援護会が発行した転職情報誌が元ですが、そのあと運営母体に変わったインテリジェンスは「パーソルキャリア」と名前を変えました。

 

よって、DODAもパーソルキャリアが運営していますが、紙媒体としての「DODA」は2009年に休刊、今は転職エージェントによって転職相談や転職支援を利用できる転職サイトonlyとなったようです。

 

最近、スティーブ・ウォズニアックや86歳の現役モデルであるカルメン・デロリフィチェを起用した「はたらいて、笑おう。」というオシャレな広告が、テレビでバンバン流れています。

 

DODA自体も新しく生まれ変わろうとしているこの時期、転職サポートに一段と力を入れていること間違いなし。
新しい場所へ飛び立とうとしているあなたも、新生DODAと一緒に羽ばたけるのではないかな、と思います。
転職はDODA

 

DODAへの登録方法

上記サイトのDODAの登録方法についてご案内します。
まず、公式サイトDODAエージェントサービスにアクセス、
そのあと「エージェントサービスに申し込む(無料)」をクリックして現れる会員登録画面に、まずは氏名など基本情報を登録して、会員登録を済ませてください。

 

そして、必ず「エージェントサービスに登録」をしてください。
そうでなければ転職エージェントに相談ができません。

 

自分一人でまずやろう、は馬鹿やろう

ここでご注意。
転職に不慣れなひと、キャリアに自信がない人ほど、まずは自分一人で頑張ろうと思いがち。
プロに頼むのは、転職にある程度慣れてから、と思って、相談することをめんどくさがり、そして無駄な時間を費やしてしまう。
なかには転職のプロに相談しないまま、適当なところで妥協して、後で悔やむひとも多いようです。

 

それ、無駄なので辞めてください。
時間は有限です。
最初からプロの力を利用してください。

 

もちろん、DODA側の条件と折り合いがつかずに、転職エージェントの力を利用できない場合もあるでしょう。
その場合は、あきらめなければなりませんが、そうでない限り、積極的に転職エージェントの力を利用されたほうがよいでしょう。

 

転職サイトはDODA

 

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