30代でバックオフィスに職種転換できるでしょうか?

バックオフィスに職種転換する上で必要なのは嫌われないこと

私の前職はバックオフィスでした。
バックオフィスに転職したい、という人に対するアドバイスならできる立場です。
ただ、バックオフィスのことをご存じない方がいらっしゃるかもしれません。
簡単にご説明します。

 

バックオフィスとは

バックオフィスの対語である「フロントオフィス」のことを、最初にご説明します。
なぜなら、フロントオフィスが最初に出来た言葉だからです。

 

フロントオフィスとは、お客様と直接やりとりする営業部門などのこと。
商品やサービスを売ることが会社の目的なので、最前線で戦う営業部門は尊敬の対象。
だから、
「営業は会社の顔」
「営業は会社の花」
と呼ばれます。

 

そして、尊敬の意味を込めて、「フロント(最前線)・オフィス(会社の)」と呼ばれます。

 

それに対して、経理や営業補助、事務管理などの支援部門のことを、
「会社の中で、フロントのバックで支援する立場の部署=バックオフィス」
と呼ぶようになったのです。

 

バックオフィスは自分の部署を曖昧に出来る言葉

ちなみに、私は、自分の所属部署を曖昧にするために「バックオフィス」という言葉を使っています。

 

このサイトの中で、私の会社の業種や、家庭環境をかなり明らかにしています。
これ以上を明らかにすると、身バレしてしまうのが怖いからです(泣)。

 

曖昧にできる、という意味で、バックオフィスという言葉は便利です。

 

ただ、好きな言葉ではないのは、やっぱり「裏方」という意味が含まれているように思えるから。
フロントに対するバックという言葉。
「報われない」とか「目立つな」という意味がそこになんとなく込められているような気がします。

 

研究開発部門をバックオフィスと呼ばないわけ

そもそも、バックオフィスには研究部門や開発部門は含まれないことが多いのです。
(そう呼ぶ会社もあるようですが)
なぜなら、商品開発もまた、企業にとっては最重要な部署だから。

 

いい営業マンがいれば、会社の売上は上昇します。
しかし、もしも素晴らしい商品を開発すれば、会社の運命が大きく飛躍する可能性があります。
会社の運命を握る部署を、補助的だとは考えません。
だから、人々は研究開発部門をバックオフィスに含めないのでしょうね。

 

バックオフィスに向かない人

バックオフィスは報われない職種です。
人員の能力がわかりにくく、会社の売上に直接関わるわけではなく。
場合によっては営業や開発の部署の足を引っ張る存在とみなされます。

 

社内ではあまり人気はありません。

 

しかし、個人の能力に評価が大きく左右されないことに魅力を感じて志す人は多いです。
毎日、売上報告を皆の前で発表されて、胃に穴のあく思いをするのは苦手な人は多いです。
コツコツ作業したいと考える人にとっては天国です。

 

ただ、違う職種からバックオフィスに移ったにも関わらず、辞めていった人を多くみてきました。
それには、どのような理由が多いでしょうか。

 

元々いた社員との相性が悪い人

もう、これが1番大きな理由です。
その部署に元々いた社員には、いろいろなタイプがいます。

  • うるさい人がダメ
  • 下品な人がダメ
  • 頭の悪い人がダメ
  • 臭い人がダメ
  • ミスが多い人が許せない

それぞれ苦手なタイプがいたとして、そのタイプに当てはまった人が入ってきた場合、トラブルの元。
どうしても生理的に我慢できないタイプって、ありますからね。

 

そのタイプに当てはまった人が入ってきて、我慢できなければ衝突が始まります。
その結果、辞めざるを得なくなった人、精神的に病んだ人は多いです。

 

どういうタイプの人が先にその部署に配属していたかなんて、ある意味、運です。
それをどうすることもできません。
ただ、修正することは可能です。

 

しかし中には修正できない、しない人もいます。
それが次のタイプです。

 

欠点を指摘されても自分を変えられない人

ある人から嫌われていたとして、その理由が本人には分からない、ということは往々にしてあります。

 

その場合、関係改善に向けて、周囲がそれとなく動いているものです。

 

直接指摘されることはあまりなく、だいたいは、社員から上司に相談があり、それを受けて朝礼で、
「香水の臭いが気になる、という指摘が外部からありました。心当たりのある方は、ひかえてください」
と言われたり、とか。

 

そこで、自分のことかな、と思えない人がいます。
その場合、嫌われたままとなり、人間関係はやがて破綻します。

 

あるいは、飲み会やランチの時に、
「女性の前で、あまり変なこと言わないほうがいいですよ」
とこそっと、直接指摘してくれる場合もあれば、

 

それに対して、反抗する人、多いです。

 

基本的に、人から嫌われる行動をいつも取っている人は、自分を悪いとは思っていません。
がさつな人が多いため、自分を省みることができないのです。

 

こうした場合、結局部署に適応できないままとなります。

 

バックオフィスは周囲に合わせる力が大切

なぜ相手の好き嫌いに、それほど敏感にならなければならないのか?

 

それは、自分の圧倒的な成績で、周囲を見返すことが出来る部署ではないからです。
それを願うなら、営業部門や研究開発部門に行った方が良いです。

 

バックオフィスでは、フロントの人たちを支えるのが主な役目。
あくまで裏方であり、主役を立てるために、目立たず、周囲とイザコザを起こさない姿勢が不可欠。

 

そして、席の近い狭い空間の中で、8時間以上一緒にいる必要があるのがバックオフィスの特徴。
密度の濃い空間では、相手に好かれる才能、嫌われない努力が必要となります。

 

そのために、先住社員や力のあるお局様の性向にある程度自分を合わせる必要が欠かせません。
それが出来る場合はバックオフィスは居心地のいい場所となるでしょう。

 

あとはミスさえしなければ、今スキルが足りなくても、バックオフィスでは何とかなるもの。
スキルが無くても、好かれてさえいれば周囲が助けてくれます。

 

それが出来ると思われる方は、バックオフィスへの転職をお勧めします。

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