転職活動は家族に報告して始めるべきか? 私の場合とあなたの場合

家族に心配かけたくないという気持ちが、転職活動のじゃまになることも

あなたは独身でしょうか?
結婚しているでしょうか?
それとも離婚して今は独り身でしょうか?
または、ご両親と同居されていますか?

 

一人身は自由。その理由とは

それぞれの状況によって異なります。
ただまったくの独り身だったら、転職するという一点では有利に違いありません。

 

家族は力にもなりますが足かせにもなります。
転職活動は自由が必要です。

 

ところが家族を路頭に迷わせてはならないという責任があるために、無責任な行動がとれません。
また、家族を悲しませてはいけないという配慮が必要。

 

それに比べて一人暮らしの場合は、はるかにと自由に動けます。

 

あきらめなければならないこともある

転職活動中に「オレが独身だったら」と何度も考えました。
ベンチャー企業に転職してみたいとか、想像もしていなかった職種にチャレンジしてみたい、という夢もありました。

 

面白そうな職場がたくさん求人を出しています。
たとえば、芸能事務所のマネージャーだとか。

 

しかし、応募してみたいと考えた自分を、引き止めたのが家族への責任です。
夢や興味だけで仕事を変えることが、自分にはもはや許されていないという現実の前にたちすくみました。

 

しかし、仕方ありません。
家族は足かせであると同時に、喜びの源泉ですから。

 

家族がいる場合は、転職を始めることを相談する?

ご両親がいる場合についてアドバイスする立場にはありませんので、奥様がいる場合について。
もしもあなたに奥様がいるならば。
転職が決まってから事後報告をするのではなく、先に承諾を得てから転職活動をすることをお勧めします。

 

なぜかって?
転職活動を隠すことがやがてストレスになり、隠すために不要な労力が必要となります。
(不)採用通知が届いたときに、家族にバレるリスクがあります。
その結果、信用を失う可能性もあるからです。

 

それだけではなく、転職自体に不利になるケースだってあります。

 

会社は人柄を知りたい。そのためなら

会社の中には、嫌な話ですけれども親や家庭の対応によって、採用するかどうかを判断するところも。
「そんなクソ会社、こちらから願い下げだ?」
って、思いますよね。
私もそう思いました。

 

しかし、ほかの条件では最高なのに、たったひとつ、その会社の採用基準に、
「家庭環境」
という項目が忍び込んでいたとしたら?

 

専務などに、昔採用した社員の奥様から不愉快な目にあった経験があったために、
「これだけは譲れない」
と頑固に主張しているというケースだってあるでしょう。

 

今では愛読書や尊敬する人物について尋ねることも、就職差別に当たる、という厚生労働省の指導があります。

 

公正な採用選考の基本

 

うかつなことは聞けない、しかし人間の中身、人柄を事前に確認しておきたい。
その判断材料として、企業はあの手この手で情報を集めようとします。

 

うかつな人間を会社にいれてはならない

仕方ないのです。
応募者はいくらでも自分を偽ります。嘘をつきます。
問題のある人物ほど、自分を飾ることが得意です。

 

たとえば、2017年5月に神奈川県で、建設会社の社員が殺され、元役員が逮捕されるという事件が起きました。

 

この元役員は、元極道だそうです。
なぜ元極道が建設会社の役員になれたのか?
それは、会社が乗っ取られたせいでした。

ところが、運転手として雇った従業員がやくざ者を会社に入れるようになり、それから様子が一変した。 「会社の金を勝手に持ち出すので、注意したら殴られた」。そう上野さんがこぼすのを聞いた人がいる。「ヤクザに会社を乗っ取られそうだ」。そう聞いた人もいた。それからしばらくした平成27年3月から上野さんの姿を見た人はいない。
「会社を取られる」そう言い残して社長は失踪した

 

社員を選ぶときは慎重で無くてはならない

犯人たちはそのあと、気に食わない社員を殺害。
死体損壊の罪を問われたのですが、主犯にくだされた地裁判決は懲役2年半という軽いもの。
それ以外の従犯にいたっては、執行猶予付きの軽いものでした。

 

理由は、証拠がないから。

 

彼らは社員を殺害しただけではなく、社長の失踪にも関わっている疑いがあるにも関わらず、この罪は軽すぎる。
私は憤りを感じましたが、日本の法律上、仕方がないのです。

 

こういうこともあるのです。
たった一人の腐ったみかんのせいで、殺される可能性だってあるのです。

 

だから、まともな社員を選ぶため、会社はいろいろな方法で社員の人柄を探ろうとします。
嘘を見極め、問題社員を排除するための方法として、たとえば、
「後日、応募内容に関して日中に確認したい場合、ご家族にご連絡してもよろしいでしょうか?」
とこっそりと尋ねてきたりします。

 

これには隠された意図があります。

 

採用担当者もいろいろと考える

そのときに、
「家族には転職活動をすることを内緒にしているので、携帯かメールだけでご連絡ください」
と答えたら、アウト。

 

「この人は家族を説得できてないな。採用しても、土壇場で家族を理由にキャンセルされるかもしれない」
とか、
「転職という人生の決断を奥さんに伝えずにするような人間は、我が社にふわさしくない」
と判断できる、という裏の意図です。

 

「そんなクソ会社……」
と切り捨てるのは、20代の特権。
30代の我々は、たった1つの瑕疵のためにその会社を切り捨てるほど、恵まれてはいません。

 

妻に隠して泣かれた過去

とはいえ私、転職を決意した時には妻に隠して転職活動をしていました。
転職が決まってから報告するか、ある程度見込みができた段階で、了解を求めるつもりでした。

 

ところが、だんだんと不信感をいだかれるようになりました。
自分宛ての郵便物を勝手にあけないでほしいと事前に頼んだり、スマホを前よりも頻繁に観るようになったりしたため。

 

浮気は疑われませんでした(日頃の信頼があったため)。
しかし、借金でもしているのではないか、とは疑われました(涙)。

 

問い詰められ、そのときにはじめて転職活動をしていることを打ち明けたら、泣き出されました。
「自分を信頼してくれないのか?」
「自分が応援しないとでも思ってるのか?」
と。

 

転職したい気持ちを打ち明けなかったのは、自分勝手な思い込み

そのとき、自分のことだけを考えていたことにきづいて愕然としましたね。

 

余計な心配をかけたくない、という気持ちは愛情から出たものでした。
しかし妻からすれば、自分が邪魔をすると思われた、信頼されていない、という意味にとられかねません。

 

私はそれから、妻と話し合い、転職することについて了承してもらいました。
それからの活動はとてもスムーズになりました。

 

転職活動と家族との関係で大切なことまとめ

以上の経験から、転職活動と家族との関係について簡単にまとめますと、

  1. 奥様にとっては人生の転機について、相談をしてほしい。伝えることが大切
  2. 止められたら、そのときは隠れて転職活動をすればいい。
  3. 転職活動のときには気が荒む。しかし、家族に当たってはダメ。
  4. プライドを捨てること。男だから、女に心配をかけてはダメ、というプライドは昭和の異物。
  5. 自分が弱い存在だと認めること。

ということでしょうか。

 

理解されない奥様もいらっしゃいます

2番めについてですが、やっぱり夫の邪魔をする妻というものはいるものです。
社会について無知なため、辞めないことがリスクだと理解できないとか。

 

それに合わせていてはダメですよね。

 

いくら話し合いをしても、相手の気持を汲み取ろうと努力しても、なお相手があなたに歩み寄らないことはあるでしょう。
そのときは、あらためて、隠れて転職活動をしてもいいんじゃないですか。
その結果離縁されたとしても……。

 

それを見極めるためにも、まずは奥様に相談してください。
楽になります。
そして、転職活動がスムーズになること、請け合います。


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